4年ぶりの名古屋でのライブは
伊藤麻子15周年記念ライブ×ハラサトコ写真展「Beautiful World」
という形で、とても素敵なギャラリーEnne_nittourenにて、
10月20日～22日のハラサトコ写真展、そして最終日の22日に伊藤麻子ライブ、という形で行われました。

お陰様でたくさんの（ほぼ満席！）のお客様に囲まれ、素晴らしいセンスと工夫を凝らされたサトコさんの写真に囲まれ、幸せな時間となりました。

会場はギャラリーなので普段はないピアノを運び込んでいただきました。
旧西ドイツ製の「ホフマン」は小ぶりなかわいらしい見た目と、温かみのある上品な音で、良く響く会場Enneにピッタリ。
ピアノの宮川直巳さんも前日のリハーサルから徐々にピアノと親交を深めていき、本番ではピアノと会場の響きを最大限に引き出していました。
私の使うフルートの頭部管はアキヤマフルートの19世紀のフランスの銀食器を使って作られたもので、ホフマンのピアノと古いヨーロッパ同士、マイクを使わない生音で柔らかく溶け合う感じがしました。

今回のハラサトコさん写真展は私の15周年記念に合わせて、この15年間でリリース・作ってきた楽曲をテーマに30作品、写真を撮ってくださったので、1曲1曲、該当するサトコさんの写真を紹介しながら演奏も進めていきました。

1つ1つ紹介して、その写真を見ながら演奏して・・・（目が悪いので遠い写真や真後ろの写真は思い出しながら）
いつも以上に突然本番で引き出される想いや、どこかへ連れていかれるような感覚があったようにも思います。

【セットリスト】
～前半～
1. 藍の空　(5thアルバム「fifth season」収録）
2.　彼方の物語　(4thアルバム「風の道しるべ」収録）
3.　春近し　(5thアルバム「fifth season」収録）
4.　アケトキの森　(1stアルバム「Music Bless You」収録）
5.　鏡の森　(5thアルバム「fifth season」収録）
6.　秋のメドレー
7.　月のこおり　(1stアルバム「Music Bless You」収録）
8.　空の下 風の中　（アルバム未収録）

～後半～
1.　花びらが溶けるように　(5thアルバム「fifth season」収録）
2.　White Fairy Tale　（3rdアルバム「Grace」収録）
3.　旅するペンギン　(5thアルバム「fifth season」収録）
4.　水　（3rdアルバム「Grace」収録）
5.　Sailing and Flying　（2ndアルバム「Luce」収録）
6.　Garnet　(4thアルバム「風の道しるべ」収録）
7.　Bouquet　(5thアルバム「fifth season」収録）

アンコール：After the Rain（2ndアルバム「Luce」収録）

【出演】
伊藤麻子（フルート）／宮川直巳（ピアノ）

【写真展（10/20～10/22）】
ハラサトコ

前半では1曲だけオリジナル以外の「秋のメドレー」を。
赤とんぼ→もみじ→枯葉、と秋が深まっていく感じで3曲メドレーにしました。

今回は私の曲があり、そこからイメージして撮られたサトコさんの作品、という位置づけでしたが、前半最後のアルバム未収録曲「空の下 風の中」は昨年のサトコさんとのライブ×写真展コラボ企画でサトコさんの写真から私がイメージして作った曲でした。アレンジも宮川直巳さんに展開していただいたことにより、新たな息吹を感じる曲になっていたように思います。
早く次のアルバムを作って入れたくなる、そんな曲です。

本編ラストは10周年記念の時に今までの感謝の気持ちを込めた花束のつもりで作った「Bouquet」。みなさんに手拍子をしていただき盛り上げていただきました。

また、この「Bouquet」をテーマにしたサトコさんの写真は、このライブの終わり時間に完成。
3日間の写真展とライブの様子をアンティークなカメラで撮り、チェキフィルムで写して飾られたものでした。
（その完成した「Bouquet」はこちらのブログでご紹介しています！）

最後はサトコさんにも登場していただき・・・（あれ！？呼び込んだ時の写真はあるけど、サトコさん登場の写真が・・・なかった！）

たくさんの笑顔に囲まれて幸せなライブとなりました。

通常のライブとは違う、こういった会場でのライブということで、普段以上に色々な方にご尽力いただきました。
思い描いていた、このような形でライブができて本当に感謝しています。ありがとうございました！

【写真提供】
サトコさん、吉田宗義さん、ヘアメイク村上さん、ごっちさん　ありがとうございました！